お部屋と家計を整える家計整理アドバイザーの丹羽志津子です。
先日ある方に「私が片づけと出会い、今の暮らしを手にいれ、整理収納をお仕事にしようと思ったきっかけ」をお話したんです。
もともとは「片づけ」が得意だったわけじゃなく、何でもかんでも「大切に残しておく」暮らしをしていたんですね。
お片付けに目覚めたのは2010年。人生の転機なので今でもはっきり覚えています。
その頃のわが家は一言でゴチャゴチャした家。
いつも「スッキリさせたい」と思っていました。
その頃の写真です。驚かないでくださいよ~。
生活感まる出しの暮らしです。
(2009年ごろのわが家)
手放せない暮らしは、捨てられない生活。
天井までのびているパキラちゃんの枝を切ることすら、もったいなくて、できませんでした(笑)
古いモノを大切にすることは、素敵なことですよ。
しかし「使うモノ」と「使わないモノ」の区別をせずに暮らしているとどうでしょう。モノは増え続けてしまいます。
それは自分の気持ち、本音に蓋をする暮らしなんですね。
どんなインテリアが好きなの?と聞かれても当時の私は『わからない』
インテリアの雑誌や、ブログをみると、『ああ~いいな~。羨ましいな~。でも私とは無縁だわ』と、思っていました。
私にとって一番大切だったことは、「お金の管理と予算を守ること。」自分の内側を満たすことなんて、全く考えていませんでした。
「私さえ我慢すれば」とか、「私が頑張れば!」みたいに、張りつめて生きてきたんですね。
「片づけでもすぐに散らかるわが家」の暮らしに、半ば諦めていたのです。
お片付けの素晴らしいところは、部屋がスッキリ片付くだけじゃなく「生き方、人生が変わる」ことなんですね。
私の場合も不要なモノを手放していくうちに、自分の本音が見えてきたんです。
どれだけ「本音」を隠す暮らしをしていたのか…。(遠い目)もうあの頃に、戻りたいとは思いません。
これって、自分の思いを封じこめて、見て見ぬふりをしている状態なんですね。
『白い家具が好き』とか『ナチュラルな感じが好き』だとか。
でも家具を買いかえたら「お金がかかるわ」と。
『使える家具なのに、買いかえるなんてもったいない。今のままでいいわ。』
本当は素敵な暮らしを手にいれたいのに…。自分自身をしばっていたのは、他でもない私自身でした。
本音に蓋をしていたのは、自分の思いこみだったんです。
大好きな家具を借金して購入しようとは思いませんが、使える予算があるのなら「自分の好きな空間」を手に入れてもいいのだ!と、自分に許可を出せるように変わったのです。
最近は特に、モノの片づけを通して「自分の内側」を見つめることの重要性に気づいてきました。
(今のわが家をもう一度)
自分の内側を満たすことは究極の癒しにつながるのではないかと。
住まいが整い、居心地のよい空間を手にいれることで気持ちは安定します。
「お片付けの講座」を、受けて知識として吸収してもあなたの現実は一ミリも変わらないでしょう。
まずは何か1つでも、「なんでこれ取ってあったのかな?」と思うモノを、家から出してみましょう。
「まだ使えるのに」とか、「カタチがしっかりしているからもったいない」なんて思わなくてもいいんですよ。
あなたが「本当に使っていて楽しい」と思えるものでなければ、大切な空間を奪うモノなのですから。
さあ、一緒に「わが家が大好き」「わが家が一番居心地がいい」と思える暮らしを始めませんか?
0コメント