袋分けにも、ゆとりの資金は必要ですよ。

袋分け家計簿で、キッチリと家計管理に挑戦している方。いつも、キリキリしていませんか?


あまりに予算がきつい。手元の現金が少ないと、不安な気持ちになりますよね。袋分けにも、「ゆとりの資金」は必要なんです。


家計整理アドバイザーの丹羽志津子です。


以前、家計簿講座を受講して下さった方からメールでご質問を頂きました。


「袋分けで 今月余った費目の お金は 袋からだして よけておいたほうが いいのですよね?

現金が 手元に ないと不安なので 余ったお金を その費目の袋に 入れたままにしていますが それは NOですね?」


このご質問にお答えしていきますね。


まず袋分けの袋に、残っているお金を出さずに残しておきたい。ということですが、家計簿を集計したら、一端はリセットするために、袋から出すことをオススメしています。


その上で、翌月の予算を立てて、その金額にピッタリのお金を袋に入れておきましょう。


例えば医療費や美容費など、その月によって支出にばらつきがある費目がありますよね。そういう費目は、予算を繰越しても構いません。


そうじゃないけれど、お金が少なくて不安なんです…。


という場合に必要なのが「ゆとりの資金」予備金庫なのです。


使える費目のお金の他に、数万円でいいので予備のお金を準備することをオススメしてます。


袋の中の予算は、家計簿のはじめから集計する日まで、予算を超えないように1ヵ月で管理するお金です。


現金が手元にないと不安というのは、「何費が足りなかったら困るのか」また、急な支出があった時に対応できなくて困るのかでは、意味が違ってきます。


急な支出の内容が、年単位で管理するお金「特別費」であれば、月々のやりくり生活費の袋からではなく、「予備金庫」から立替え払いして、のちに通帳から下ろしてきます。


何かあったとしても、「袋分けの袋から、借りて違うことに使わない」というのがルール。そこが緩くなってしまうと、せっかく袋に分けた意味が半減してしまうんですね。


家計簿をつけて、生活費を管理していくと、毎月の生活費の範囲が見えてくるはずです。まだまだ不安を感じる場合は、その不安の原因をつきとめましょう。


収入に対しての固定支出が多すぎで、手元でやりくりできる生活費が少ない場合は、固定支出の見直しが必要ですよ。


①袋の中は、リセットする。

②翌月の予算をしっかり決める。(繰越する費目があってもいいです)

③ゆとりの資金(予備金庫)を持つ。


この3つを意識して、やりくりしてみてくださいね。


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